2017年7月14日から、本部町の聖地「備瀬のワルミ」が無期限で閉鎖されています。
ゴミのポイ捨て、違法駐車、近隣住人への迷惑行為など、観光客のマナーが大きな原因となっているみたいです。この「備瀬のワルミ」、岸壁の合間から見える青空と海が美しくて、神が降り立った場所と言われています。
5年くらい前まではあまり知られていなくて、まさに「聖地」だったのですが、
3、4年くらい前からテレビや雑誌、SNSで有名になり
「選ばれた人しかたどり着けない」
とか、
「拝むと子宝に恵まれる」
などいろんな噂が飛び交い、
観光客が押し寄せるようになりました。
静かな場所には人が溢れ、ゴミが捨てられ、
近隣住人は「写真撮りたいから洗濯物どけて」と言われ・・・
そんな、めちゃくちゃな状況になったため、ワルミの海岸に行ける小道には金網が設置されてしまいました。
僕も、備瀬のワルミを撮影しに行ったことがあるんですが、特に晴れてる日は、切り立った岸壁の間から見える青空と海が見事なんですよ!
だから、今回の閉鎖は非常に残念。
でも、住人の方からすれば、観光客の写真のために洗濯物もおちおち干せないなんて、ひどい話。
(自分も行ってるので人のこと言えないけど)聖地に人が集まるっていうのも、複雑ですね。
沖縄の絶景スポットが広まるのは嬉しいことだけど、広まることで絶景じゃなくなることもある。
有名になってしまうと、本当に沖縄のことが好きだったり、興味がある人ばかりじゃなく、
「みんな行ってるから自分も行かなきゃ!」
とか、
「とりあえず御利益だけほしい」
そういう人も来ちゃうっていうのが難しいところ。
人それぞれ、訪れるときの理由があっていいけど、
そこに暮らしている人が居ることとか、場所や住人への敬意は忘れちゃダメですよね。
僕も、ドローンで沖縄の聖地を撮ったりしているので、こんな風に閉鎖されてしまう場所がこれ以上増えないよう、改めてマナーに気を付けて撮影を楽しみたいと思いました。